質的と量的の違いについて調べてみた

心理学の本を読むのが好きなのですが、読み物として読むのも良いけれども、学問としてすこし足を踏み入れたい!と思うこの頃でして

今回、「質的研究」と「量的研究」に関して調べてみました。

定義、目的、特長、適している調査の項目を比較していきたいと思います。

 

①定義

【質的研究とは?】

被験者が表現した内容に関して主観的な意味内容に焦点を当てて、状況や場面、被験者自身を含めた
文脈の全体性について、取材や観察法によって解釈的理解を行う研究

 

 
【量的研究とは?】
複数のサンプルからデータを収集し、事象を数値化。統計的に分析
仮説を変数関係という量的データとして設定、測定し統計的にその妥当性を検証する
 
②目的
 【質的研究】

参加者の経験と生活世界の説明理解。 データから理論を生成 

 【量的研究】

因果関係を説明するための調査、仮説、予測

 

③特徴

 【質的研究】

真実性、主観的、領域的固有性

 

 【量的研究】

外的妥当性、信頼性、一般化正当性

 

④適している調査

【質的研究】

「仮説生成型」

 【量的研究】

「仮説検証型」

 以上、ざっくりとまとめました。

 

今回、調べてみて分かった事は、それぞれに客観性、主観性と明確に差があるけれども

どっちが正しく、間違っているかという話しではないという事です。

質的と量的は互いが補完しあう関係が理想なのかな??

ただし、質的調査は主観要素が強くなるので、仮説を立てる際の客観性も必要だという事も書いてあり、なるほどなぁ。と関心してしまいました。笑

今後、ネットや本で何らかの情報を目にする前にその情報は何を基に作られた情報であるのか

自分の中にフィルターを作っておくと良いかもしれませんね。